新着情報

  • 2024-04-04 (Papers)
    • 非線形光学効果を利用して、光ばねを強化することに世界で初めて成功しました。光ばねは重力波検出器や、機械振動子の量子的な性質を調べるオプトメカ実験などの信号増幅に利用されており、その強化は様々な光学実験の精度向上に繋がります。共著論文Physical Review Letters誌のEditors' Suggestionに選ばれました。また、Physics誌でも取り上げられました。プレスリリースも出しました。Phys. Rev. Lett. 132, 143602 (2024) Physics 17, s40 (2024)
  • 2024-04-01 (Papers)
  • 2024-04-01 (CV)
  • 2024-03-05 (Papers)
    • KAGRAの2020年のデータを用いてゲージボゾンダークマターを探索し、上限値を設定しました。KAGRAのサファイア鏡と石英鏡の間の距離を測定すると、設計感度が実現できた場合、LIGOやVirgoよりも高感度にゲージボゾンダークマターが探索できます。今回の結果により、これまで観測データだと思われていなかった補助チャンネルを用いた本手法の有効性が確認できました。私が論文執筆チームの長を務め、粂潤哉さんが中心となって執筆したLIGO-Virgo-KAGRAの1800名の共著論文をarXivで公開しました。arXiv:2403.03004
  • 2024-02-28 (Papers)
    • KAGRAや将来の重力波望遠鏡で使われるような大型鏡の複屈折の非一様性を評価する手法を確立しました。この手法を用いてKAGRAのサファイア鏡の複屈折分布を再構成したところ、実際のKAGRAレーザー干渉計での測定結果が我々の予想と良く一致することが確認でき、本手法の有効性が示せました。共著論文をarXivで公開しました。arXiv:2402.18006
  • 2024-01-29 (Papers)
    • 重力波検出器のレーザー干渉計に使われている鏡の複屈折の変動が、重力波検出器の雑音になるメカニズムを明らかにしました。将来の重力波検出器では、熱雑音の低減のために結晶性の鏡を利用することが検討されています。結晶の持つ複屈折の大きさだけでなく、その時間変動も十分小さく抑える必要があることを指摘し、将来計画実現のための要求値をまとめました。主著論文がPhysical Review D誌のEditors' Suggestionに選ばれました。Phys. Rev. D 109, 022009 (2024)
  • 2023-12-16 (JapaneseConferences)
    • 科学技術振興機構東京本部別館で行われたさきがけ「革新光」2023年度課題事後評価会で光リング共振器を用いたアクシオン探索実験に関する研究報告を行いました。スライドはこちら
  • 2023-12-01 (InternationalConferences)
    • ヒルトン・ワイコロア・ビレッジで行われたInternational workshop on "Double Beta Decay and Underground Science"で、光リング共振器を用いたアクシオン探索実験DANCEについての招待講演を行いました。第6回日米物理学会合同核物理分科会との合同セッションでした。スライドはこちら
  • 2023-11-27 (Papers)
    • 超軽量ダークマター探索において、信号の確率的ふるまいを定式化しました。我々の定式化は任意の測定時間に使えるもので、アクシオンのようなスカラー場も速度依存性を持つダークフォトンのようなベクトル場も統一的に扱えるものです。共同研究論文がPhysical Review D誌に掲載されました。Phys. Rev. D 108, 092010 (2023)
  • 2023-11-26 (InternationalConferences)
    • ヒルトン・ワイコロア・ビレッジで行われたJoint RIKEN/N3AS Workshop on Multi-Messenger Astrophysicsで、KAGRAの現状報告とマルチメッセンジャー天文学への貢献についての招待講演を行いました。第6回日米物理学会合同核物理分科会の中で行われたワークショップでした。スライドはこちら(ログイン必要)。
  • 2023-11-14 (InternationalConferences)
    • 沖縄科学技術大学院大学で行われたThe 5th QFilter Workshopで、不安定な光学浮上鏡を利用することで、重力を介した量子エンタングルメントの生成量を指数関数的に上げる提案についての発表を行いました。 スライドはこちら
  • 2023-11-11 (JapaneseConferences)
    • 琵琶湖で行われたさきがけ「革新光」2023年度第2回領域会議で、光リング共振器を用いたアクシオン探索実験の現状報告を行いました。スライドはこちら
  • 2023-10-10 (Papers)
    • 光リング共振器を用いてアクシオンダークマターを探索するDANCEの最初の探索結果を報告する論文がPhysical Review D誌に掲載されました。磁場を使わずに、光共振器によって偏光を利用してアクシオン探索をした世界初の探索結果です。Phys. Rev. D 108, 072005 (2023)
  • 2023-09-22 (Documents)
    • 岩波書店の『科学 2023年10月号』で「ダークマターの正体は何か?」という特集が組まれています。学術変革領域研究(A)「ダークマターの正体は何か?-広大なディスカバリースペースの網羅的研究」に参画している研究者が記事を書きました。私は「レーザー干渉計で探るダークマターの波」という記事を書きました。
  • 2023-09-20 (Documents)
  • 2023-09-12 (InternationalConferences)
    • 富山国際会議場で行われた国際会議LIGO-Virgo-KAGRA collaboration meeting September 2023で、鏡の複屈折変動によって生じる雑音についての発表を行いました。スライドはこちら(ログイン必要)。
  • 2023-09-07 (InternationalConferences)
    • バーミンガムで行われた研究会Brainstorming new ideas for the km-scale facilitiesで、LIGOを使った時空の量子化からくる雑音やアクシオンダークマターの探索についてのオンライン発表を行いました。スライドはこちら(ログイン必要)。
  • 2023-08-28 (Papers)
    • 不安定な負のばねを用いると、重力を介した量子エンタングルメント生成時間が大幅に短縮できることを発見しました。物体間のお互いの重力によって生成されるエンタングルメントを確認することで重力の量子性を検証する実験では、エンタングルメント生成時間を量子的な可干渉性が保たれる時間よりも短くする必要があります。負のばね状態になった物体はこの条件を最も満たしやすく、光学浮上鏡を用いた実験など、新たな実験の可能性が拓かれました。共著論文をarXivで公開しました。arXiv:2308.14552
  • 2023-07-19 (InternationalConferences)
    • オンラインで行われた国際会議Amaldi15で、レーザー干渉計を用いた超軽量ダークマター探索に関する発表を行いました。スライドはこちら
  • 2023-05-21 (JapaneseConferences)
    • 札幌で行われたさきがけ「革新光」2023年度第1回領域会議で、光リング共振器を用いたアクシオン探索実験の現状報告を行いました。ようやく対面で参加することができました。スライドはこちら
  • 2023-05-18 (Seminars)
    • 名古屋大学U研で重力波検出器開発のこれからについてセミナー発表を行いました。スライドはこちら
  • 2023-04-25 (Seminars)
    • オンラインで行われているCopernicus Webinar and Colloquium Seriesで、レーザー干渉計を用いたダークマター探索に関するセミナーを行いました。スライドはこちら
  • 2023-03-30 (Links)
  • 2023-03-09 (InternationalConferences)
    • カブリ数物連携宇宙研究機構で行われた学術変革領域研究ダークマターFY2022シンポジウムでレーザー干渉計を用いたダークマター探索を行うB01班の現状を報告する発表を行いました。3年ぶりの対面発表でした。スライドはこちら
  • 2023-02-03 (Papers)
    • 日仏共同で行っているQFilterプロジェクトではメゾスコピックな領域で様々なオプトメカニクス実験を行っています。これらの実験の現状をまとめた論文がAVS Quantum Scienceに出版されました。AVS Quantum Sci. 5, 014403 (2023)
  • 2022-12-16 (JapaneseConferences)
    • さきがけ「革新光」2022年度第2回領域会議で、光リング共振器を用いたアクシオン探索実験の現状報告をオンラインで行いました。スライドはこちら
  • 2022-11-04 (Documents)
  • 2022-10-26 (Documents)
    • 本日発売のNewton 2022年12月号の「ダークマター探索に新展開」という記事で、我々が行っている、レーザー干渉計を用いた新しいダークマター探索が紹介されました。
  • 2022-09-27 (InternationalConferences)
    • フランスのリヨンで行われたThe 4th QFilter Workshopで鏡の光学浮上実験の現状を報告するオンライン発表を行いました。 スライドはこちら
  • 2022-07-18 (Papers)
    • 直接フィードバック制御をすることができないような微小鏡を一端とする線形光共振器において、共振器の構成を工夫することで微小鏡の角度変動をトラップできることを見出し、その実証に成功しました。微小鏡を用いたオプトメカニクス実験では、光の輻射圧による鏡の角度不安定性が問題になっていましたが、これを解決する成果です。共同研究論文がPhysical Review A誌に掲載されました。Phys. Rev. A 106, 013514 (2022)
  • 2021-05-27 (JapaneseConferences)
    • オンラインで行われたさきがけ「革新光」2022年度第1回領域会議で、光リング共振器を用いたアクシオン探索実験の現状報告を行いました。スライドはこちら
  • 2022-04-04 (CV)
    • カリフォルニア工科大学 LIGO研究所にリサーチ・サイエンティストとして着任しました。
  • 2022-03-19 (Papers)
    • KAGRAを用いた暗黒物質アクシオン探索に関する記事が日本経済新聞に掲載されました。
  • 2022-03-17 (Seminars)
    • アリゾナ州立大学の宇宙論セミナーで光リング共振器を用いたアクシオンダークマター探索実験DANCEに関するオンラインセミナーを行いました。スライドはこちら
  • 2022-02-22 (JapaneseConferences)
    • 大阪市立大学で行われた研究会「素粒子と重力波」で、重力波検出器を用いたダークマター探索に関する招待講演をオンラインで行いました。スライドはこちら
  • 2022-02-21 (Papers)