プロフィール
道村唯太 (みちむら ゆうた)
東京大学 大学院理学系研究科附属 ビッグバン宇宙国際研究センター 准教授
令和5年度東京大学卓越研究員
1987年8月生まれ。横浜市出身。博士 (理学)。
PDF版のCVはこちら(2024年11月更新)。
東京大学 大学院理学系研究科附属 ビッグバン宇宙国際研究センター 准教授
令和5年度東京大学卓越研究員
1987年8月生まれ。横浜市出身。博士 (理学)。
PDF版のCVはこちら(2024年11月更新)。
職歴
- 2024年7月1日~現在
- 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 准教授(兼担)
- 2024年4月1日~現在
- 東京大学 大学院理学系研究科附属 ビッグバン宇宙国際研究センター 准教授
- 令和5年度東京大学卓越研究員
- 2022年4月4日~2024年3月29日
- カリフォルニア工科大学 物理学・数学・天文学部門 LIGO研究所 リサーチ・サイエンティスト
- 2022年4月1日~2024年3月31日
- 東京大学 大学院理学系研究科附属 ビッグバン宇宙国際研究センター 客員共同研究員
- 2020年11月1日~2024年3月31日
- 科学技術振興機構 さきがけ研究者(兼任)
- さきがけ「最先端光科学技術を駆使した革新的基盤技術の創成」領域
- 研究課題: 超精密偏光計測が可能にする新しいダークマター探索
- 2014年7月1日~2022年3月31日
- 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 助教
- 2013年4月1日~2014年6月30日
- 日本学術振興会 特別研究員 DC2
- 研究課題: LCGTにおける光共振器の輻射圧不安定性とその制御に関する研究 (13J10386)
学歴
- 2015年6月22日
- 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 博士(理学)取得
- 博士論文: 光リング共振器を用いたローレンツ不変性の検証 (論文)
- 2014年6月30日
- 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 博士課程中退
- 2012年3月22日
- 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 修士課程修了
- 修士論文: 光リング共振器を用いた片道光速の異方性探査 (論文)
- 2010年3月24日
- 東京大学 理学部 物理学科卒業
- 主題: DPFにおける試験マスモジュールの3自由度デジタル制御(レポート)
受賞歴
- 2016年5月
- Springer Theses award (Springer eBook, Amazon link)
- 対象博士論文: 光リング共振器を用いたローレンツ不変性の検証
- 2016年3月
- 第10回(2016年)日本物理学会若手奨励賞(宇宙線・宇宙物理領域) (受賞者一覧)
- 対象研究: 光リング共振器を用いたローレンツ不変性の検証
研究費
代表
- 2024年6月~2027年3月
- 日本学術振興会 挑戦的研究(萌芽) 研究代表者
- 研究課題: 光学浮上鏡を用いた重力の量子性検証 (24K21546)
- 総額: 650万円
- 研究成果: 現在研究継続中
- 2024年4月~2028年3月
- 日本学術振興会 基盤研究(B) 研究代表者
- 研究課題: 次世代重力波望遠鏡に向けた鏡の複屈折変動測定 (24K00640)
- 総額:1859万円
- 研究成果: 現在研究継続中
- 2020年11月~2025年3月
- 日本学術振興会 学術変革領域研究(A) 計画研究班 研究代表者
- 研究領域: ダークマターの正体は何か?-広大なディスカバリースペースの網羅的研究 (20A203, 総括班 20H05850)
- 研究課題: 重力波望遠鏡とレーザー干渉計実験による超軽量ダークマター探索 (20H05854)
- 総額: 1億4937万円 (予定)
- 研究成果: 現在研究継続中
- 2020年11月~2024年3月
- 科学技術振興機構 さきがけ「革新的光科学技術を駆使した最先端科学の創出」 研究者
- 研究課題: 超精密偏光計測が可能にする新しいダークマター探索 (JPMJPR200B)
- 総額: 4000万円
- 研究成果: 光リング共振器を用いたアクシオンダークマター探索のための偏光測定手法を開発し、世界初の観測運転と上限値設定に繋がった。また、補助共振器や波長可変レーザーを用いた高感度化実験を進め、期間中に約2桁の感度向上に成功した。
- 2019年11月~2020年11月
- 住友財団 2019年度 基礎科学研究助成
- 研究課題: 光リング共振器を用いたアクシオン暗黒物質の探索 (助成番号 190069)
- 総額: 360万円
- 研究成果: アクシオンダークマター探索のための光リング共振器を製作し、新しい探索原理を実証するとともに、長期運転のためのシステムを開発した。2021年5月には新しい手法による世界初の観測運転に成功した。
- 2018年6月~2021年3月
- 日本学術振興会 挑戦的研究(萌芽) 研究代表者
- 研究課題: 光学浮上鏡を用いた巨視的量子力学の検証 (18K18763)
- 総額: 637万円
- 研究成果: ねじれ振り子を用いて浮上鏡に働く光の復元力を測定することで、我々が提案したサンドイッチ型光学浮上の安定性の実証に成功した。また、高反射コーティングの応力やフォトニック結晶技術を利用した新しいアプローチで浮上鏡の製作を進めた。
- 2018年4月~2022年3月
- 日本学術振興会 基盤研究(B) 研究代表者
- 研究課題: 光リング共振器を用いた光速異方性の全成分探査 (18H01224)
- 総額: 1742万円
- 研究成果: これまでに開発を進めてきたモノリシック光学系と、安定な連続回転が可能となる回転台を統合させた装置を完成させた。回転時に回転周波数に雑音ピークが出てしまい、その低減を引き続き進める必要があるが、フロアレベルとしては2桁近い感度向上に成功した。
- 2015年4月~2018年3月
- 日本学術振興会 若手研究(A) 研究代表者
- 研究課題: 光リング共振器を用いたローレンツ不変性の破れ探査 (15H05445)
- 総額: 2431万円
- 研究成果: 無線データ取得による小型連続回転台を開発し、世界初の入射光学系一体型のモノリシック光共振器を開発した。これによりわずか1週間の測定でローレンツ不変性検証精度の世界記録到達に成功した。
- 2015年4月~2018年3月
- 日本学術振興会 挑戦的萌芽研究 研究代表者
- 研究課題: 光学浮上鏡を用いた巨視的エンタングルメントの実現 (15K13542)
- 総額: 377万円
- 研究成果: 2つの光共振器を用いた光学浮上の新手法を発見し、標準量子限界到達が技術的に可能であることを示した。また、ねじれ振り子を用いた原理検証実験を進めた。
- 2013年4月~2015年3月
- 日本学術振興会 特別研究員奨励費
- 研究課題: LCGTにおける光共振器の輻射圧不安定性とその制御に関する研究 (13J10386)
- 総額: 200万円
- 研究成果: 大型低温重力波望遠鏡KAGRA(旧名LCGT)のレーザー干渉計を構成する鏡の姿勢制御系の設計に基づき、鏡の配置と曲率半径を決定した。また、姿勢制御に必要な各種光学系、鏡のアクチュエータの設計を行った。
分担
- 2024年4月~2027年3月
- 日本学術振興会 基盤研究(B) 研究分担者
- 研究課題: Full mitigation of birefringence for high-precision optical experiments (24K00649、研究代表者: Marc Eisenmann)
- 分担金総額: 90万円 (予定)
- 2021年4月~2024年3月
- 日本学術振興会 基盤研究(A) 研究分担者
- 研究課題: Innovative Quantum Noise reduction strategies for GW detectors (21H04476、研究代表者: Matteo Leonardi)
- 分担金総額: 80万円
- 2020年8月~2025年3月
- 日本学術振興会 基盤研究(S) 研究分担者
- 研究課題: 重力波宇宙物理学の包括的研究 (20H05639、研究代表者: 横山順一)
- 分担金総額: 170万円 (予定)
- 2018年11月~2028年3月
- 文部科学省 光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP) 量子計測・センシング 基礎基盤研究 共同研究者
- 研究課題: 高感度重力勾配センサによる地震早期アラート手法の確立 (平成30年度採択課題 JPMXS0118070351、研究代表: 安東正樹)
- 分担金総額: 0円
- 研究成果: 現在研究継続中
- 2018年10月~2024年3月
- 科学技術振興機構 CREST「量子状態の高度な制御に基づく革新的量子技術基盤の創出」 日仏共同提案 主たる共同研究者
- 研究課題: 量子制御を用いたオプトメカ結合型調和振動子のマニピュレーション (JPMJCR1873、研究代表: 宗宮健太郎、Antoine Heidmann)
- 分担金総額: 1930万円 (2020年10月まで; さきがけの採択により、2020年11月より研究参加者に)
- 研究成果: 不安定な負のばねを用いると、重力を介した量子エンタングルメントの生成速度が大幅に向上することを発見し、光学浮上鏡がそのような実験に適していることがわかった。また、フランスの先端材料研究所(LMA)と協力し、光学浮上のための1 mg程度の鏡の開発を進めた。
連携など
- 2024年2月~2029年3月
- 科学技術振興機構 トップのためのASPIRE 研究参加者
- 研究課題: 重力波天文学のための量子制御技術 (リンク)
- 2024年4月~2026年3月
- 光科学技術振興財団 令和5年度 研究助成 協力者
- 研究課題: 宇宙のインフレーションを起源とする原始重力波の直接観測に向けた光ばね量子ロッキング技術の開発 (リンク)
- 2017年5月~2022年3月
- 日本学術振興会 基盤研究(S) 連携研究者
- 研究課題: 重力波観測時代に臨む較正標準化とデータ解析高精度化 (17H06133)
講義など
- 2014年冬~2022年冬
- 東京大学 理学部 物理学科 学部3年 「学生実験II(ブラウン運動)」
- 2016年冬
- 新潟大学 大学院自然科学研究科 電気情報工学専攻 修士1年/学部3-4年 「電気情報工学特別講義」
- 2010年冬
- 東京大学 理学部 物理学科 学部2年 「電磁気学I」 TA
その他
委員など
- 2024年10月
- Workshop on Cosmic Indicators of Dark Matter 2024 オーガナイザー (サイト)
- 2024年9月
- Quantum probes for gravity workshop 2024 オーガナイザー (サイト)
- 2024年8月
- 理学部オープンキャンパス2024実行委員会 メンバー (サイト)
- 2024年4月~現在
- KAGRA Systems Engineering Office メンバー
- 2024年3月~現在
- KAGRA Future Strategy Committee チェア
- 2023年3月
- Workshop on Very Light Dark Matter 2023 オーガナイザー (サイト)
- 2020年10月~2021年8月、2022年12月~現在
- LIGO-Virgo-KAGRA Joint Editorial Board メンバー
- 2021年9月~2023年10月
- 日本重力波コミュニティ(JGWC)運営委員会 委員
- 2021年9月
- Workshop on Very Light Dark Matter 2021 オーガナイザー (サイト)
- 2020年12月~現在
- DECIGO運営委員会 委員
- 2020年7月~現在
- RIKEN iTHEMS Dark Matter Working Group メンバー (サイト)
- 2019年11月
- 応用物理学会 量子エレクトロニクス研究会「宇宙量子エレクトロニクス」 幹事 (サイト)
- 2019年8月~2021年8月
- KAGRA Committee for Publication Control メンバー
- 2019年6月~現在
- JAXA 宇宙工学委員会 フォーメーションフライトワーキンググループ メンバー
- 2019年6月
- 国際会議「The 6th KAGRA International Workshop」 Scientific Organizing Committeeメンバー (サイト)
- 2018年12月~2021年9月
- KAGRA Future Planning Committee メンバー
- 2017年8月~現在
- KAGRA Diversity Committee メンバー
- 2016年6月~2022年3月
- KAGRA Main Interferometer (MIF)グループ チーフ
- 2016年2月~2019年8月
- KAGRA Scientific Congress Board メンバー
- 2016年6月
- 国際会議「The First International Meeting on KAGRA」 Scientific Organizing Committeeメンバー (サイト)
- 2015年3月~2022年2月
- 重力波研究交流会 幹事
- 2014年11月~2016年5月
- KAGRA Main Interferometer (MIF)グループ サブチーフ
訪問研究
- 2018年6月〜8月
- ヨーロッパ重力観測所
- 2014年6月
- マサチューセッツ工科大学
- 2014年1月~3月、2011年4月~5月
- LIGOハンフォード観測所
- 2013年2月~3月、2012年5月~7月、2010年9月~11月
- カリフォルニア工科大学
- 2011年3月~4月
- 京都大学
サポートを受けたプログラム
- 2018年6月~8月
- 東京大学 若手研究者の国際展開事業
- 2013年1月~3月、2012年5月~7月、2010年9月~11月
- 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 組織的な若手研究者海外派遣プログラム
- 2012年5月~7月、2010年9月~11月
- LIGO Visitors Program, California Institute of Technology
- 2012年6月
- 日本学生支援機構 特に優れた業績による返還免除(全額)
- 2012年3月~2014年6月
- 東京大学 フォトンサイエンス・リーディング大学院 コース生
- 研究課題: ねじれ振り子型レーザー干渉計を用いた量子論的輻射圧揺らぎに関する研究
- 2008年8月
- 第2回 大学生のための素粒子・原子核スクール KEKサマーチャレンジ
- 演習課題: 実験室スケールでの万有引力の法則の検証 ~余剰次元の探索~
- 2008年8月
- 国立天文台野辺山宇宙電波観測所 電波天文観測実習
- 課題: 中間赤外暗黒星雲G28.34+0.06のアンモニア観測
所属団体
- International Astronomical Union (2022年6月から)
- LIGO Scientific Collaboration (2022年4月から)
- Cosmic Explorer Consortium (2020年10月から)
- LISA Consortium (2018年10月から)
- 宇宙線研究者会議 (CRC) 会員 (2015年9月から)
- Japanese Gravitational-Wave Community (JGWC) (2012年10月から)
- KAGRA Collaboration (2011年くらいから)
- 日本物理学会 会員 (2009年6月から)